理学検査

●神経根圧迫:
ジャクソンテスト
スパーリングテスト
●神経根伸展:
イートンテスト
肩押し下げテスト
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①ジャクソンテストJackson test
方法:頭をできるだけ背屈させ、検者は両手で頭を下に押さえつける。神経根に圧迫負荷を
加えるテスト。これにより患者の肩、腕、指などに放散痛が起これば陽性である。
意義:頸部神経根症を判定
②スパーリングテストSpurling test
方法:頭部を後屈位に側屈させる。検者は患者の後に立ち、両手を組んで頭頂部におき、頭
部に圧迫を加える。初めは軽く、次に強い圧迫を加えるようにする。
患神経根に圧迫負荷を加えるテスト。側の肩(肩甲上部、肩甲間部、肩甲部)や上肢
に痛みやシビレ感の誘発、増悪がみられた場合陽性とする。
意義:頸部神経根症を判定
③イートンテストEaton test
方法:頭を一側に屈し、頭と健側の肩を固定したところで、検者が反対側の上肢を下方へ
引っ張る。患側に上肢を引っ張ると、上肢や手に疼痛が起これば陽性。神経根に伸
展負荷を加えるテスト。上肢に痛みやシビレ感の誘発、増悪がみられた場合に陽性。